2015年9月28日月曜日

フォルクスワーゲン不祥事~やはり章男は社長に向いてない

例のフォルクスワーゲンの不祥事について、トヨタの章男社長が社内向け?に訓辞を出したそうだ。役員会「VWの苦境につけ込む火事場泥棒のようなことは断じてやってはならぬ」と厳命した~とかいうツイートが出回っています。

このツイートの真偽は分かりませんが、章男ならいかにもそんなことを言いそうな気がする・・・。しかし本当だとすれば、お人好しのお坊ちゃまにもほどがある!対外向けならそう嘯くのもメディア戦略だろうけど、社内~それも役員会でなら「この隙を突いてガンガン攻めろ!」とハッパを掛けるのがトップの役目だ。

なにしろフォルクスワーゲンのやった事は自業自得、庇うべき部分は一切無いのだから、奴らが没落する隙を付いてシェアを奪うのは、営利企業~それも上場企業なら当たり前の行為だ。世界市場で、トヨタの最大のライバルがフォルクスワーゲンなのだから、奴らの牙城を崩す事は最大のポイントと言って良かろう。というか、株主の利益を最大化するのが役員の仕事なのだから、義務と言ってもいいはずである。

それをこのヌルい発言・・・やはり章男は社長に向いていないと言わざるを得ないね。これがホリエモンや三木谷なら、むしろ社外にも聞こえるように「今だ!攻めろ!」と大号令を掛けるはずだろうに。

我らがトヨタ株主にとって最大の敵は、フォルクスワーゲンでも無ければ米国自動車業界の嫌がらせでもなく、実は社長室に居るのでは・・・とすら思えてくる。

2015年9月25日金曜日

フォルクスワーゲンの不祥事はトヨタにとってプラス?

既に報道の通り、フォルクスワーゲン社がアメリカで不祥事(ディーゼルエンジン車の排ガスの数値改ざん)を起こしたようです。トヨタにとって、フォルクスワーゲンは世界市場でトップシェアを争う最大のライバルだから、彼らの没落はプラス材料と取れそうですが、そうとも言い切れない事情もあります。

VW社はブランドイメージがダウンするだけでなく、制裁金が2兆円規模にのぼるという噂もあり、財務的にも大きな影響が避けられない状況です。また、欧州で盛んなディーゼルエンジンのシェアにブレーキが掛かり、日本勢が得意のハイブリッド車や電気自動車の普及が進むかも知れません(ディーゼル車のメリットと欠点の比較)。

しかし喜んでばかりはいられません。今回VW社が取った不正は、どうも排ガス規制のテスト時だけ数値が良くなるようコントロールするプログラムを搭載していた、という事なので、世界的に自動車の各種テストが厳しく監視されるようになる恐れがあります。あるいは規制自体が強化される可能性も・・・。

トヨタが公正明大に車作りを行っていても、欧米各国で検査に通る為に、余計な手間やコストが増える可能性もあるでしょう。はた迷惑な話です。

また、グッドタイミングで提携解消したと思われていた日本のスズキも、実は現在でもVW社の株式をかなり保有したままで、株価の暴落で含み損が発生しているようです。

しかし、排ガスの数値なんて「たかが」といえる極めてくだらないものです。エアバッグが作動しないといった命に関わるようなものでもなければ、食品偽装のように健康被害が見込まれるような不祥事でもないだけに、VWの社員・株主、そして米国民の誰も得をしない訳です。しかもトヨタなど日本勢のプラスに働くとも言い切れない、本当に誰も得しない、不毛な事件だといえるでしょう。

2015年7月18日土曜日

雇われ社長の訃報など株価に影響しない?

任天堂の岩田社長が死去したそうです。

「現役社長が突然亡くなるというのは、本来企業にとってはマイナス要因だが、岩田は明らかに失政続きだったので、むしろ投資家にとってはプラスではなかろうか?」・・・などという私の予想をよそに、株式市場では任天堂株[7974]は特に変化は無かったようです。極端に上げたわけでも下げたわけでもなかった。

スティーブ・ジョブズCEOが無くなった際、アップル株は別に暴落したわけではなかった。しかしジョブズが膵臓ガンであることは広く知られており、長くない命である事を全ての投資家は認知していた訳です。株式市場的に言えば「想定内」の出来事でした。

岩田氏は昨年より健康不安が言われていたが、命に関わるとは思われておらず、訃報はサプライズだったはず。それでも株価が反応しないってことは、投資家にとっては、雇われ社長の首がすげ変わっても、ぶっちゃげどうでもいいと言うことだろうか?

翻って、我らがトヨタ自動車の社長・章男氏が突然死んだりしたら、株価はどうなるのだろうね・・・と考えてしまう。彼は自動車レースにうつつをぬかし、自らハンドルを握ってレースに出てるわけだから、いつ事故死してもおかしくない訳である。

交通事故を起こした時、起訴の有無や裁判になるか否かの判断基準

岩田はスマホへの出遅れやWiiUという完全失敗作といい、明らかな失政続きでしたが、章男はカーレースにうつつを抜かしてる事と、麻薬女を庇ったこと以外、大きな失政はしていません。共に業績に直接的に悪影響を及ぼすことではないですからね。従って経営者としては、岩田よりも有能だといえるでしょう。

もしそんな章男が突然死んじまったら、株式市場はどう反応するのでしょうなぁ。きっと即座に新しい社長が何処かから担ぎ上げられるだけで、マーケットは無反応なのだろうなぁ・・・。

2015年6月21日日曜日

何故庇う?やはり章男は社長に向いてない

トヨタの女役員が麻薬密輸入していた事件~「麻薬取締法違反容疑でトヨタ自動車の常務役員、ジュリー・ハンプ容疑者を逮捕」~の件で、何故か章男社長が記者会見で彼女を庇うような発言をくり返している。

株主としては非常に腹立たしい。勿論、こんな訳分からん奴を役員に据えたこと自体も問題だ。最初に聞いた時は、アメリカでのブレーキ効かない問題の時のように、トヨタに敵対する勢力が仕組んだトロイの木馬かとも疑ったくらいだ。それでも、日本最大のキャッシュリッチ企業が、トロイの木馬ごときを選別できないというのは遺憾だけどね。

だが何より、章男がこの女を庇うことだけは絶対に納得がいかない。何の縁もゆかりもないこんな女、素直に処分して「身元調査が不十分だった」と謝罪すれば、最悪の事態は避けられるだろうに、擁護してしまうとずるずる深みに嵌るだけだ。報道を聞く限りでは、巻き込まれた事件の可能性は低く、確信犯で行った馬鹿女の可能性が高い。こんな輩を庇うとは、マジで章男の神経を疑う。

章男、お前の愛人か何かなのか?何故こんな擁護しようのない犯罪者を庇うのだ?

いや、愛人ならまだ納得するわ。もし何の関係もないのに「ファミリーだから」みたいに某海賊漫画のような精神で庇っているのなら、もはや社長として致命的に不適合だぞ!

この辺の生温い精神が、章男がおぼっちゃまと揶揄されるゆえんだ。前にも書いたが、やはり章男は社長に向いてない。豊田家の一族世襲でも構わんから、もっとドライに判断できる人間に変えてくれ!

2015年5月30日土曜日

トヨタが元本保証という謎の株式発行を計画中?

既に各所で報じられていますが、トヨタ自動車が「AA型種類株式」というものを発行する事を株主総会で提案し、今夏にも上場させる予定だそうです。
トヨタ自動車は、原則として5年間は売買できないが、株価が下がっても取得時の金額でトヨタが買い取ってくれる種類株を今夏にも発行する。新型株の価格は、市場で売買されている普通株より2割ほど高くするが、取得から5年が過ぎれば、普通株に転換するか、トヨタに買い取ってもらうことができる。投資家にとっては事実上の元本保証となる。
他には、元本保証だが配当金が通常の株よりも低く抑えられるという話も出ています。確かにこの条件で配当が普通株と同じなら、トヨタに長期投資するつもりの個人投資家にとってはべらぼうに有利な条件ですから、おそらくそうなるのでしょう。

5年後に普通株に転換可能と言うことですが、NISA口座で購入するとどうなるのか?など不明な点も多いですが、元本保証というのは投資アレルギーが強い日本の一般国民にとっては魅力的ではないでしょうかね?

いずれにせよ、個人投資家を増やしたいというトヨタの思惑は、元本保証という魔法の言葉によって成功する可能性が高そうですね。既存株主である私にとっては、増配とか自社株買いによって株主還元して欲しい所ですが。

2015年5月18日月曜日

2015年決算は過去最高益!

トヨタ自動車の2015年決算(2014年度の業績)は、売上高は27兆円で営業利益が過去最高の2.7兆円にも達したと発表されています。日本で2番目に高収益なのが三菱東京UFJ銀行の1兆337億円だそうだから、圧倒的な収益力だ。

株主としては「圧倒的じゃないか、我が軍は」というギレン総帥の言葉を思い出させられます(笑)。

無論この利益は、1ドル=120円水準まで円安が進んだことも大きく影響しています。トヨタはドル円レートが1円変動すれば営業利益が350億円変動するとされている。リーマンショック後の民主党円高時(1ドル=80円前後)から考えれば、1.4兆円は為替変動で利益が増えている概算です。

トヨタに限らず、日本の主力産業である自動車や家電は、円安で大きな恩恵を受けます。安倍政権と黒田日銀が金融緩和(=円安政策)を取ることは、国益に適っている訳です。期待したインフレも実現しておらず、原油も逆オイルショックと言われる位に下落している現状、円安を否定する理由は何処にもない。

丁度、日本企業にとって邪魔だった三星・現代などの某半島勢は、減益ラッシュで世界シェアを落としつつあるようで。このまま金融緩和を更に続け、日本経済を本格的に復活させ、ついでにインフレで1000兆円ある借金(国債残高)を実質目減りさせてほしいもんです。


2014年11月19日水曜日

やはりトヨタってセンス無いよな・・・

少し前、ドヤ顔で発表した燃料電池車(水素自動車)が「MIRAI」という名で12/15から市販される事が発表されました。MIRAI=未来というネーミングが、如何にも親父クサいセンスの無さを醸し出してますなぁ・・・。例のドラえもん?のCMといい、とにかく色々とクサすぎる。マークX以来、トヨタのセンスは年々酷くなってる気がするのは、私だけでしょうか?

まあ名前は好き嫌いの範疇なので置いとくとしても。肝心の水素ステーションの問題を放置している所が、如何にもトヨタの大名企業スタンスが現れてます。インフラ普及まで手伝ってこそ、環境に優しいだの何だのと言えるとおもうのですがね。
「ホンダが岩谷産業と共同で小型の水素ステーションを開発したが、トヨタはどうしていくのか」
 「純利益2兆円のトヨタは、インフラ整備でどのような社会的貢献を果たしていくのか」

それに対して、加藤光久副社長の答えは明快だった。「インフラ整備については、トヨタとして直接関与することは考えていない」ときっぱり。すると、次に「積極的に関与しないのにはどんな理由があるのか」といった質問が飛んだ。

「やはり、餅は餅屋に任せるというか……、われわれはそういう役割ではないと考えている。ただ、普及期において整備が十分進まないとことも考えられるので、いろいろな事業体と連携して、運営のところで協力できないか考えていく」と加藤副社長は困った表情で話す。

どうもトヨタは新技術開発やコストダウンなど自動車づくりについては一生懸命に取り組むが、水素インフラなど自動車づくりに関係ない分野については今のところ消極的な姿勢のようだ。
【ヤフーニュース ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141119-00000035-rps-ind】

株主の立場から短絡的に考えれば、本業以外の事にカネを使うのはよろしくない。どケチに徹してくれた方が、一株利益は増大する。

だけど、本気で水素自動車を事業として普及させていく気なら、ステーションなどインフラが整わないと実現は不可能です。そこを他人任せにしていると、普及が遅れるどころか、水素以外の燃料に次世代自動車のスタンダードを奪われかねない。逆に言うと、水素ステーションさえ普及させてしまえば、そこは盤石になる。

700万円という本体価格といい、どうもトヨタのマーケティングセンスの無さには、株主として閉口しますわ・・・。本当にやる気が無いのなら、格好付けでの「エコ」だの「環境」だのに、無駄金を使うのは止めて欲しいもんですな。