2014年11月19日水曜日

やはりトヨタってセンス無いよな・・・

少し前、ドヤ顔で発表した燃料電池車(水素自動車)が「MIRAI」という名で12/15から市販される事が発表されました。MIRAI=未来というネーミングが、如何にも親父クサいセンスの無さを醸し出してますなぁ・・・。例のドラえもん?のCMといい、とにかく色々とクサすぎる。マークX以来、トヨタのセンスは年々酷くなってる気がするのは、私だけでしょうか?

まあ名前は好き嫌いの範疇なので置いとくとしても。肝心の水素ステーションの問題を放置している所が、如何にもトヨタの大名企業スタンスが現れてます。インフラ普及まで手伝ってこそ、環境に優しいだの何だのと言えるとおもうのですがね。
「ホンダが岩谷産業と共同で小型の水素ステーションを開発したが、トヨタはどうしていくのか」
 「純利益2兆円のトヨタは、インフラ整備でどのような社会的貢献を果たしていくのか」

それに対して、加藤光久副社長の答えは明快だった。「インフラ整備については、トヨタとして直接関与することは考えていない」ときっぱり。すると、次に「積極的に関与しないのにはどんな理由があるのか」といった質問が飛んだ。

「やはり、餅は餅屋に任せるというか……、われわれはそういう役割ではないと考えている。ただ、普及期において整備が十分進まないとことも考えられるので、いろいろな事業体と連携して、運営のところで協力できないか考えていく」と加藤副社長は困った表情で話す。

どうもトヨタは新技術開発やコストダウンなど自動車づくりについては一生懸命に取り組むが、水素インフラなど自動車づくりに関係ない分野については今のところ消極的な姿勢のようだ。
【ヤフーニュース ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141119-00000035-rps-ind】

株主の立場から短絡的に考えれば、本業以外の事にカネを使うのはよろしくない。どケチに徹してくれた方が、一株利益は増大する。

だけど、本気で水素自動車を事業として普及させていく気なら、ステーションなどインフラが整わないと実現は不可能です。そこを他人任せにしていると、普及が遅れるどころか、水素以外の燃料に次世代自動車のスタンダードを奪われかねない。逆に言うと、水素ステーションさえ普及させてしまえば、そこは盤石になる。

700万円という本体価格といい、どうもトヨタのマーケティングセンスの無さには、株主として閉口しますわ・・・。本当にやる気が無いのなら、格好付けでの「エコ」だの「環境」だのに、無駄金を使うのは止めて欲しいもんですな。