2015年5月30日土曜日

トヨタが元本保証という謎の株式発行を計画中?

既に各所で報じられていますが、トヨタ自動車が「AA型種類株式」というものを発行する事を株主総会で提案し、今夏にも上場させる予定だそうです。
トヨタ自動車は、原則として5年間は売買できないが、株価が下がっても取得時の金額でトヨタが買い取ってくれる種類株を今夏にも発行する。新型株の価格は、市場で売買されている普通株より2割ほど高くするが、取得から5年が過ぎれば、普通株に転換するか、トヨタに買い取ってもらうことができる。投資家にとっては事実上の元本保証となる。
他には、元本保証だが配当金が通常の株よりも低く抑えられるという話も出ています。確かにこの条件で配当が普通株と同じなら、トヨタに長期投資するつもりの個人投資家にとってはべらぼうに有利な条件ですから、おそらくそうなるのでしょう。

5年後に普通株に転換可能と言うことですが、NISA口座で購入するとどうなるのか?など不明な点も多いですが、元本保証というのは投資アレルギーが強い日本の一般国民にとっては魅力的ではないでしょうかね?

いずれにせよ、個人投資家を増やしたいというトヨタの思惑は、元本保証という魔法の言葉によって成功する可能性が高そうですね。既存株主である私にとっては、増配とか自社株買いによって株主還元して欲しい所ですが。

2015年5月18日月曜日

2015年決算は過去最高益!

トヨタ自動車の2015年決算(2014年度の業績)は、売上高は27兆円で営業利益が過去最高の2.7兆円にも達したと発表されています。日本で2番目に高収益なのが三菱東京UFJ銀行の1兆337億円だそうだから、圧倒的な収益力だ。

株主としては「圧倒的じゃないか、我が軍は」というギレン総帥の言葉を思い出させられます(笑)。

無論この利益は、1ドル=120円水準まで円安が進んだことも大きく影響しています。トヨタはドル円レートが1円変動すれば営業利益が350億円変動するとされている。リーマンショック後の民主党円高時(1ドル=80円前後)から考えれば、1.4兆円は為替変動で利益が増えている概算です。

トヨタに限らず、日本の主力産業である自動車や家電は、円安で大きな恩恵を受けます。安倍政権と黒田日銀が金融緩和(=円安政策)を取ることは、国益に適っている訳です。期待したインフレも実現しておらず、原油も逆オイルショックと言われる位に下落している現状、円安を否定する理由は何処にもない。

丁度、日本企業にとって邪魔だった三星・現代などの某半島勢は、減益ラッシュで世界シェアを落としつつあるようで。このまま金融緩和を更に続け、日本経済を本格的に復活させ、ついでにインフレで1000兆円ある借金(国債残高)を実質目減りさせてほしいもんです。